新作EP「The Voice of Blue」をリリースしました
Cyber Frog Recordzより、新作EP「The Voice of Blue」をリリースしました。初の「歌モノ」で、ライブでは過去、二度ほど披露したことがあるのですが、トラックリリースは初めてになります。(リリース先の配信サービスは「DISCOGRAPHY」で確認してね)
そもそも自分は必ずしもインストゥルメンタルに拘って曲作りを行っているわけではなく、ヴォーカルものも構想としては何曲かあるのですが、何せ歌詞が思いつかない(苦笑)。この曲も、バックトラックと歌詞を合わせたら、作るのに5年、いやもっとかかっているかもしれません。
で、なぜ今リリースしたか?というと、実は自分はつい最近、とある病気で入院して手術を受けたのです。手術が決まった後、「可能性としては非常に低いだろうけど、もし手術で何かあって、二度と音楽が作れなくなったら心残りだなあ」と考え、眠っていたこの曲をリリースすることにしたのです(あ、おかげさまで手術は無事終わりました)。
ただ完成までは非常に大変でした。バックトラックはライブ用にMASCHINEで作ってあったものをそのまま使ったのですが、歌録りは、昨今の情勢から考えるとスタジオやカラオケボックスを借りるわけにもいかず、布団を被ってTASCAM DP-004の内蔵マイクでバックトラックをイヤホンで聴きながら録音しました(笑)。
その後、Reasonでバックトラックと歌のWAVファイルを読みこんで編集作業を行ったのですが、まあ歌の調整が大変なこと。音量は安定していないし、音程はあちこちで微妙にズレてるし。ReasonのMClassコンプレッサーほか、色々なエフェクトを駆使しまくって、ようやく完成にこぎつけました。
その後、Cyber Frog Recordzのオーナー、AKRさんに聴いていただいてリリースを快諾いただきました。その際、AKRさんには高橋幸宏の「薔薇色の明日」を思い起こさせる曲、と言われたのですが、自分としては「ムーンライダーズ+ウルトラヴォックス」をイメージして作ったので、まあ大して変わりはないですね(笑)。
というわけで珍しく長くなってしまった今回のブログですが、お楽しみいただけたでしょうか。なお今後の歌モノリリースは・・・未定です(笑)。
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