Mac危機一髪!本体ストレージの「システム」容量が肥大化!どうやっても減らせない!
こんにちは、A Smooth Architectです。たまには機材のことも書いてみようと思います。
さて皆さんは、音楽制作用のPCにWindows、Mac、どちらをお使いでしょうか。僕の場合、Windowsも使いますが、メインはMacです。
その理由としては
・画面の発色が綺麗
・音が良い、ドライバーを当てなくてもレイテンシーが低い
という他に、
・バックアップ/レストアが簡単
※自分はTime Machineではなく「CCC(Carbon Copy Cloner)」という有償のソフトを使ってます<これ重要
・ファイルプレビューが簡単(カーソルを当ててスペースキーを押すだけ)
・ファイルを開けている最中でも移動が出来る。ゴミ箱からでも開ける
という、日常的な操作に置いてストレスが溜まらないように配慮されている、というのが大きいです。
が、Macが完璧か、というとそんなことはございません。今から書くのは僕が体験した恐怖の出来事です・・・。
ふと気が付くと、Mac本体のストレージ(Macintosh HD)の容量(500GB)の残りが70GBほどになっていた。
「まー、MASCHINEやKONTAKTのライブラリを本体に置いてあるからしょうがないだろうな。そっちは後々考えるとして、他に外部ドライブに移せるものが無いか探すか」と、OmniDiskSweeperというソフトを使って、ディスクの内容の解析を始めた。
「あーSampleTank3のライブラリも本体に置いてあったか。最近使ってないからこれは移そう」他、本体に置く必要のないと思われるファイルと一緒に、50GBほどのファイルを外部ディスクに移した。
「さて移動完了。あれ?!」
「このMacについて」>「ストレージ」で見ると・・・本体ストレージの残り容量がまったく増えていない!!!!!!
そんなバカな・・・と思ってググると、どうも「システム」というやつが物凄い容量を食っているらしく、同じ理由で困っている人がたくさんいることが判った。で、この「システム」の中身はOS、というだけではなくアプリケーションが動く上でのキャッシュファイルなども含んでいるらしく、何が入っているのかは誰にも判らないようだ(おい)。
何より、「ストレージ」で出てくる使用済み容量が、OmiDiskSweeperで出てくる各ファイルの合計容量より100GBほど多い。つまり、存在しているかどうかもわからないファイル(?)が、(おそらく「システム」の中に)100GBあるということだ。
このまま使い続けると、正体不明のファイルのせいで、Macが動かなくなるのは目に見えている。。。
「てめージョブス、ティムクック、ふざけんな!」
と、文句を言ってもしょうがないので、悪戦苦闘してみたものの、頼りのOnyxはハングアップ。セーフモードで起動してみたり、PRAMリセットしたりしてみたがまったく効果なし。
「あれをやってみるしかないのか・・・」
あれとは? そう、ググって見つけた解決法の一つ、予め本体ストレージの内容をまるごとバックアップした上で消去、つまり「Macintosh HD」を一度カラッポにし、その後バックアップから内容を戻すという方法だ。
これをやっても効果があるかは判らないし、失敗したら何もかもパーだ。
だが他に方法はない。CCCを信じるしかない。
バックアップは直前に取ってあったので、Optionキーを押しながらMacの電源を入れて、外部ディスクを選択して起動。続いてユーティリティー>ディスクユーティリティーから、Macintosh HDを選んで「消去」。
「あーやっちゃった・・・」
次いでCCCを開くと、なんと「今、外部ディスクからMacを起動しているよ。バックアップの内容をコピーする手順を説明するけど必要かい?」というダイアログが。
「はい必要必要!」
「じゃあこの手順で操作してね」
そして待つこと2時間くらいでコピー終了。Macの電源を切り、Optionキーを押しながら再度電源を入れる。
・・・
「Macitosh HD」が出てきた! 選択して起動成功!
そして・・・ストレージの残り容量が100GB増えている!!! 「システム」が食っていた容量が100GB減った! 最後に、システム環境設定>起動ディスク で「Macintosh HD」を起動ディスクに設定して完了。
よかった・・・
・・・
・・・
しかしこれ、定期的にやらないといけないの?
・・・
Macはオススメですよ、皆さん!
おわり
※後日譚:この作業、少なくともファイルを大量に外部に移動した際は行わないといけないようです。この3か月くらいあとに、KONTAKTフルバージョン導入にあたってライブラリファイルを外部に移動しても本体ストレージの空き容量がまったく増えないので、もう一度やりました(もちろん?成功しました)。
※ 「システム」の大半を占めるのはゴミファイルの模様です。Twitterでいただいたご意見によれば、この件はAPFS(Apple File System)の根本的な仕様が原因ではないか(ファイルの無駄なクローンや、ローカルスナップショットが残ったままになっている?)、とのことでした。
※ 最近のMacOSでは「システム」ではなく「システムデータ」と呼んでいるそうですが、この肥大化現象は相変わらず発生しているようです。
0コメント